
エジプトを訪れた人にいちばん心に残った瞬間を聞くと、多くの人が「ルクソールの熱気球」と答えます。薄明かりの中で浮かび上がると、ナイル川が銀色に輝き、砂漠の丘から昇る朝日とともに西岸の神殿や墓が眼下に現れます。実際の朝の流れをご紹介します。
とても早い出発
熱気球は空気がいちばん穏やかな日の出の時間に飛びます。そのため、季節にもよりますが、夜明けよりかなり前、だいたい午前4〜5時ごろにルクソールのホテルやナイル川クルーズ船までお迎えが来ます。多くの会社はボートでナイル川を渡り、ときにはお茶や軽い朝食を出して、西岸の離陸場へ案内してくれます。
気球がふくらむ瞬間
離陸場では何十もの気球が地面に広げられ、空気を入れたあと、ごうごうと音を立てるバーナーで温められます。これだけでも壮観で、写真を撮る絶好のタイミングです。自分の気球の準備ができたら、数人ずつに仕切られたバスケットに乗り込みます。
フライト
飛行時間はだいたい45分〜1時間ほど。ただし当日の風によってパイロットが判断します。空からは次のものが見えます。
- 王家の谷と、王の墓を隠す丘
- 崖を背に建つハトシェプスト女王葬祭殿
- メムノンの巨像と、西岸の畑や村々
- ナイル川。晴れた朝には対岸のルクソールやカルナックも
バーナーの合間は静かで、揺れもとても穏やか。高所が苦手な人でも、思ったより平気だったという声がほとんどです。
着陸
着陸はたいていやわらかですが、軽い衝撃があったり、地面を少し引きずられたりすることもあります。着陸前にはパイロットが全員に着陸姿勢を教えてくれます。膝を軽く曲げ、しっかりつかまり、背中をバスケットの壁につける。よく聞いておけば、それも楽しい思い出のひとつです。
安全と天候
- フライトは天候しだいです。風が強すぎる日は全機が欠航や延期になり、良い会社なら振替や返金に対応してくれます。
- 経験豊富で評判の良い会社を選び、パイロットや当日の運営についての最新の口コミを読みましょう。
- 子どもの年齢制限は会社によって異なります。予約前に確認を。
- 妊娠中の方や、腰や心臓に深刻な不安がある方は、まず医師に相談してください。
最高の朝にするためのヒント
- **薄手の上着を持参。**日中は暑くなる日でも、砂漠の朝は、特に冬は冷え込むことがあります。
- 歩きやすく、つま先の覆われた靴で着陸場へ。
- **前の晩にスマホやカメラを充電。**日の出の光は格別です。
- **終わったら、そのまま西岸観光へ。**混雑や暑さの前に、早い時間からもう現地にいます。
日の出フライトを予約する
評価の高いルクソールの熱気球ツアーを比べてみてください。どれも実際の口コミ付きです。紅海に滞在中なら、ハルガダ発のルクソールツアーの中には宿泊と熱気球がセットになったものもあります。







